もみ返しというのは、整体を受けた部分に不快感がある現象です。
一般的に筋肉痛のような痛みを感じることが多く、痛みの強弱は個人によって差があります。
さらに、人によっては痛みだけではなく、発熱やめまいなどの症状があらわれることもあるのです。
症状はだいたい施術が終わって数時間経つとあらわれ、タイミングも初回の施術後にあらわれる人もいれば、何度か施術を受けた後からあらわれるなど、これも個人差があります。
もみ返しが起きる原因は、主に筋肉の炎症が関係しています。
整体の強い刺激を筋肉が受けることで伸縮し、筋肉痛として症状がでるのです。
また、筋膜や筋組織が傷つくことでも炎症はあらわれます。
施術中に無理な体勢を長時間とっていたり、うつ伏せなどの苦しい体勢が続いたりすると、負荷のかかる筋肉が炎症を起こして痛みがでることもあるのです。
もし筋肉に腫れや熱感を感じる場合はアイシングで冷やしましょう。
倦怠感などを感じている時は体が疲れている合図なので、睡眠もしっかり取りようにしてください。
長期的に症状が続く場合は、悪いもみ返しなので整体院を変えるか、病院で診察を受けましょう。
整体後のもみ返しについて
好転反応はもみ返しと何が違うのか
好転反応は、もみ返し同様に筋肉痛のような痛みをはじめ、倦怠感や眠気、吐き気や動悸、頭痛のような症状があらわれます。
もみ返しと同じと思う方も多いですが、もみ返しは施術を行った部分に対して、好転反応は全身に痛みを感じることが多いです。
また疲労が大きい時や、あまり整体を受けたことがない人などにあらわれやすいことが特徴になります。
筋肉痛は炎症ではなく、筋肉を活発化させたり、血流が改善されたりと体を良くしようと働くための症状です。
ですので、症状の軽度によっては半日、2~3日で症状が改善され、むしろ体の調子が良くなることあります
もみ返しは長期的に続くもので、好転反応は一時的な不快感があるものの、自然治癒力を高める良いもみ返しという違いがあるのです。